2018年07月09日
北朝鮮の非核化が国際的に大きな注目を集めるなか、日米・日韓の同盟関係や、米国が日韓に提供している拡大抑止、さらには、日本・韓国の使用済み核燃料の再処理やプルトニウム利用をめぐる政策は今後どうなっていくのでしょうか。
本学は2018年2月27日、米国のカーネギー国際平和財団とワシントンDCにおいてシンポジウムを共催し、この問題について海外のパネリスト・参加者らと突っ込んだ議論を行いました。
このたび、本学の編集・発刊する国際学術誌Journal for Peace and Nuclear Disarmament(J-PAND、『平和と核軍縮』)にこのシンポジウムのまとめ(英文)を掲載しましたので、ごらんください。
記事・著者名:Radzinsky, Brian. 2018. “Nuclear Risks in Northeast Asia: Opportunities and Challenges for Extended Deterrence and Assurance.” Journal for Peace and Nuclear Disarmament.
https://doi.org/10.1080/25751654.2018.1482527
【シンポジウムの発言者】
<あいさつ>
調 漸(長崎大学学長特別補佐)
<第1部:北東アジアの拡大抑止>
レベッカ・ハースマン(戦略国際研究所[CSIS]国際安全保障プログラム顧問)
ジーナ・キム(韓国国防分析研究所研究員)
ジョン・ウォルフサール(カーネギー国際平和財団核政策プログラム客員研究員)
吉田文彦(長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長、カーネギー財団客員研究員)
トビー・ダルトン(カーネギー国際平和財団核政策プログラム共同責任者)
<第2部:北東アジアにおける民生プルトニウム利用の安全保障リスク>
トーマス・カントリーマン(元米国務次官補[国際安全保障・不拡散担当])
シャロン・スクワッソーニ(ジョージワシントン大学国際科学技術政策研究所教授)
ビクター・ライス(元米エネルギー省次官補[防衛プログラム担当])
鈴木達治郎(長崎大学核兵器廃絶研究センター長)
ジェイムズ・アクトン(カーネギー国際平和財団核政策プログラム共同責任者)