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  • 教育・研究

福岡市で移動オープンキャンパスを開催。高校生ら1648人が来場しました

長崎大学は8月24日(土)に福岡県立城南高等学校で移動オープンキャンパスを開催しました。10学部それぞれが会場を設け、現役学生や教員が模擬授業や体験実習を行ったり、研究資料を展示したりして、学部の特徴や専門科目の魅力を伝えました。当日は城南高等学校の生徒はもちろん、それ以外の高等学校生や既卒生も訪れ、来場者総数は1648人でした。

【多文化社会学部】
政治学、法学、経済学、社会学、宗教学、言語学、人類学など、人文社会系の幅広い学問分野を専門にする教員が在籍している多文化社会学部。その学びの奥深さを味わえる模擬講義『多文化社会学を体験してみよう!』や、在学生との交流企画を行いました。


【教育学部】
小学校教育コース、中学校教育コース、幼児教育コース、特別支援教育コースの4コースから構成される教育学部。各コースで相談コーナーを設けて、教員と現役学生が来場者からの質問に答えました。


【経済学部】
在学生による研究発表を3回実施していずれも満席でした。登壇者のひとりは、地域産業における課題の解決を目指す『ビジネス実践力育成プログラム』について紹介。自ら問題提起して調査方法を考え、結果に結びつけていく大学での学びを具体的に説明しました。


【医学部 医学科】
体験実習『ドクターのお仕事体験!』では、心肺蘇生(心臓マッサージをしたり、AEDを使ったりして停止した心臓の動きを元に戻すこと)と縫合体験(人工皮膚と実際に手術で使う針と糸を使用)の2種類を行い、大変好評でした。


【医学部 保健学科(看護学専攻)】
体験実習では『血圧を測ってみよう』と『生活習慣病予防の食事を知ろう』の2種類のブースを設置。実生活での健康管理でも有益な内容に、高校生はもちろん、保護者も熱心に耳を傾けていました。


【医学部 保健学科(理学療法学専攻)】
熱や電気、超音波などによる物理的エネルギーを利用した治療『物理療法(電気刺激療法)の体験』や、医療現場で実際に行われている『下肢筋力の評価』などの体験ブースを設置。普段聞きなじみのない専門用語について質問する参加者が多く見られました。


【医学部 保健学科(作業療法学専攻)】
体験実習『脳年齢を測定してみよう』を実施。来場者はゲーム感覚で脳機能をチェックできる測定を楽しんでいました。専攻紹介では作業療法で用いられる自助具の展示コーナーを設け、臨床実習を多い教育体制を紹介しました。


【歯学部】
体験学習『虫歯のできやすさの検査(カリエスリスク検査)』を実施。唾液に試薬を溶かして色変化を見る検査と、分泌量測定による検査を行いました。「虫歯になりやすいかどうかには個人差がある」との説明に、来場者はやや緊張気味に検査を受けていました。


【薬学部】
ミニ講義『細胞を「見て」、「視て」、「観て」みよう』では、生体の基本単位である“細胞”をじっくり観察。特定の条件下における細胞の応答や内部変化を説明した後、基礎研究の実例を解説しました。薬学部会場は一時列ができるなど、大変好評でした。


【情報データ科学部】
情報データ科学部は2年次にインフォメーションサイエンスコース(IS)とデータサイエンスコース(DS)に分かれます。今回は2コースがそれぞれブースを設けました。
ISでは、VR体験『バーチャルな世界を体験しよう』を実施。来場者はヘッドマウントディスプレイを装着して、在学生が作成したVRコンテンツ(スポーツや平和教育、ゲームなどテーマは様々)を体験しました。DSでは、データ処理能力やデータ分析力があらゆる業界で必要とされていることをポスターセッションで紹介。マーケティングやスポーツをテーマにした研究の内容をパネル展示しました。


【工学部】
工学部には、機械工学、電気電子工学、構造工学、社会環境デザイン工学、化学・物質工学の5コースがあります。今回は入試説明や模擬授業を行う全体説明と、コース紹介の全6会場で魅力を紹介しました。

[全体説明]
工学部長の坂口大作教授による講義『洋上風力~なぜ風車は回るのか~』を開講。風船に角度を変えて風を当て、どちらに傾くかを観察するなど、身近な事象の実演で浮力について説明。同様にプロペラの形状によって浮力が起こり、風車が回る仕組みについて解説しました。


[機械工学コース]
近年、社会的ニーズが高まっている水中ドローンや医療用ロボット、医療器具など様々なロボットを展示。また、ドローンの操縦体験、自律走行車両のデモンストレーション走行を行いました。


[電気電子工学コース]
公開実験『見て・触れて,“電気・電子・情報通信の世界』では、磁石に触れたり、プラズマ・電磁誘導を確認したり、電波を測るなど、電気電子工学の学びを身近に感じられる実験を行いました。


[社会環境デザイン工学コース]
構造物の振動現象や、河川・港における水の流れ、まちづくりや防災技術に関する内容など、社会環境デザイン工学における実験や研究内容の紹介パネルを展示。ものづくりの面白さを説明しました。


[化学・物質工学コース]
公開実験で、スライムを作る実験(ポリビニルアルコールと四ホウ酸ナトリウムを使用)や、電圧をかけて色が変わる材料(エレクトロクロミック材料)を活用する実験を行いました。

 ※[構造工学コース]は動画を上映して、コースの特徴、学び、学生生活、就職先などを紹介しました。

【環境科学部】
環境科学部では文理融合の環境教育を行っており、幅広いテーマで研究が行われています。会場では学部カラー・緑の法被を着た在学生と教員が来場者を出迎え、卒業研究内容や、教授陣による最先端の研究についてパネルで説明しました。


【水産学部】
学部紹介では、海を中心に地球丸ごとを研究テーマとした学問分野のスケールの大きさを紹介。体験実験『音ってすごい! ~音で水中を覗いてみよう~』では、オシロスコープでの音速測定や音響カメラを使った水中観察を実演しました。

お越しくださった皆様、ありがとうございました。各学部についてもっと知りたい方は長崎大学バーチャル・オープンキャンパス(click)をご覧ください。また、移動オープンキャンパスは毎年8月に開催しております。例年6月末から入試情報サイトに申込サイトを設置します。詳細はこちらからご覧ください。

2024年度移動オープンキャンパスのプログラムはこちらから。