2024年07月10日
2024年6月28日(金)、長崎経済同友会SDGs推進委員会主催の「SDGs活動共有会」が十八親和銀行本店会議室で開催されました。この会には、長崎大学経済学部の山口純哉准教授のゼミ学生も参加しました。
主催の長崎経済同友会は、企業経営者が集まり、幅広い視野から経済社会の課題を議論する団体です。そのSDGs推進委員会は、長崎地域におけるSDGs活動を推進し、企業や大学との連携を通じて、SDGsに関する理解を深めること目的としています。長崎大学経済学部は、長崎経済同友会と包括連携協定を結んでおり、複数の教員がアドバイザーとして関与しています。
今回のSDGs推進委員会は、山口純哉准教授がアドバイザーを務めており、ゼミ学生がそのご縁で招待されました。十数名の企業経営者も参加し、活発な意見交換が行われました。
会の冒頭では、株式会社LTUの原田岳社長が「我が社の人材育成」と題したプレゼンを行いました。社長ご自身の自衛隊幹部から企業経営者となった経験を踏まえ、従業員のモチベーション維持と”変化”の重要性について語りました。プレゼン後には、学生たちから質問が寄せられ、時間いっぱいまで活発なディスカッションが行われました。
発表を行う株式会社LTUの原田代表取締役社長 |
原田社長に質問を行う山口ゼミ学生 |
続いて、山口ゼミの学生がゼミ活動についてプレゼンを行いました。福島県や能登半島でのフィールドワーク、企業との共同プロジェクト(例えば東北復興支援のためのコンポストバック※1を用いた取り組み、ケミカルリサイクル技術※2に基づくペットボトルリサイクルの啓発活動)が紹介されました。
また、2024年7月13日(土)、14(日)に出島メッセで開催される「ごほうびフェスタ」にて、自然や社会に配慮された商品の展示販売を学生たちで行うことについても、告知されました。
発表を行うゼミ学生 |
意見交換時の様子 |
意見交換では、参加者から学生への質問や感想が寄せられ、「今後も様々な企業を見て学び続けてほしい」「長崎県の社会課題解決に一緒に取り組みたい」という激励のメッセージがありました。
最後に山口純哉准教授から、参加者に向けてお礼の言葉が述べられ、会は盛況のうちに終了しました。
参加者にお礼を述べる山口准教授 |
〈発表を行ったゼミ学生の感想〉
「このような貴重な機会をいただき、大変ありがたく思います。また、経営者の視点からご意見をいただけたことは、なかなか得られない機会で大きな刺激になりました。今後も学びと活動を続け、より良い社会貢献ができるよう頑張ります。」
山口ゼミの活動は、研究室のSNSでご覧いただけます。
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※1 コンポストバック
家庭の生ごみなどを分解し、堆肥化するための専用バッグのこと。
※2 ケミカルリサイクル
使用済みの資源を化学的に分解し、原料に変えてリサイクルすること。