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ボリビアからのJICA研修生が永安学長を表敬訪問

 2024年1月22日(月)、JICAボリビア国別SDGs・開発計画促進研修「シャーガス病母子感染対策向上プロジェクト」に参加している研修生9名が、平山謙二教授(熱帯医学・グローバルヘルス研究科)とともに永安学長を表敬訪問されました。
 この研修では、2024年2月から開始となるJICA草の根プロジェクト(パートナー型) 「シャーガス病母子感染対策向上プロジェクト」に関わる重要なメンバーを召喚し、長崎・関東で12日間実施されました。研修員の内訳は、サンタクルス保健局から4名(シャーガスプログラム・統計疫学)・ガブリエル・レネ・モレノ自治大学から3名・シャーガス専門医1名・市の保健センター臨床検査技師1名の9名でした。
 研修内容は、草の根プロジェクトの成果である「情報管理システム」「教育・啓発活動」を軸とし、「情報管理システム」は長崎県独自の医療情報管理システムである「あじさいネットワーク・すくすく」について講義を受け、実際3ヶ所のクリニックや病院を視察しました。「教育・啓発」の部分は、県庁や県央保健所の医療保健福祉システムや、クリニックでの妊産婦保健指導について学びました。
加えて、シャーガス病についての創薬の研究やLAMP法を使った新しい新生児の診断方法についても学習し、栄研化学の那須事業所に足を運びました。また島原で2回実施されたワークショップでは、それぞれの異なる立場でシャーガス病母子感染予防向上に向けて、活発な意見交換を実施しました。
 本研修をプロジェクト開始前に実施したことで、チームビルディングと知見やアイディアを得られました。また島原では大雪となり、日本の文化や気候・人々に触れ、一人一人が大きな経験になったと思います。プロジェクト開始後は、それぞれの立場から活躍・サポートして下さることを期待しております。

学長表敬訪問

参加者集合写真