2024年01月16日
12月18日(月)、経済学部の林麗桂助教のゼミ学生が、株式会社谷川建設に提案した、組織の課題解決のための社員参加型ワークショップ「谷モクジェンガ」を、福岡市で谷川建設の入社1年目の社員10名を対象に実施しました。
ワークショップに参加した谷川建設の社員と林麗桂助教ゼミの学生たち |
このワークショップは、11月10日に本学で行われた企画発表会で谷川建設によって採用されたものです。タニモクというワークは、企業や教育機関などで広く活用されており、参加者が自身の目標を他者に決めてもらうことを通じて、自分自身の悩みや可能性に気付くことができます。ゼミ学生が企画したワークは、「タニモク」の始めと終わりにジェンガを使った楽しい時間を設けていて、参加者同士がリラックスしながら交流できる要素も盛り込んだ独自のものです。
当日は、ゼミ学生がファシリテーターとして企画の取りまとめをしました。
ゼミ学生がファシリテーターとしてワークショップの説明をしている様子 |
以下は参加した社員、ゼミ学生の感想です。
【参加した社員の感想】
●他人に目標を立ててもらったほうが自分に対する甘えが一切ない目標を立てることができるのでとてもいいと思いました。
●自分の目標を他人と話し合い決める事など今までにした事がなかったため、自分では思いつかない事だったり色々な意見が聞けて、とても参考になりました。目標を達成するために具体的な取り組み内容等を決める事で、今後仕事をしていく中で意識をしながら取り組むことで、より効率よく仕事が行えるように頑張りたいです。
【ゼミ学生の感想】
●同期の方たちの笑顔や、場の雰囲気を明るく出来た事、目標をしっかりと立てるまでの過程で他の人の観点を組み込めたことなど、ワークを企画した際に目標としていた事を実行できたと感じた。 ワークショップの企画と開催を通して学んだことを、社会に出た際に活かしつつ、後輩のゼミ生達が今後もより良い提案ができるよう、ゼミの中でもしっかりと振り返り次に繋げたい。
●タニモクの目標設定の時間の会話がとても良かった。全員が自分の職務を他の人に説明することによって同期がどんな仕事をしているかどんな悩みを抱えているか知ることができていたと思う。職務は違えど悩みに対する共感や、悩みは違えど同じ新人という立場でしか考えることのできない会話が生まれたと感じた。
●ワークショップの目的を遂行しつつ、同期との仲を深められる良いワークショップにすることができた。このワークショップを機に、参加者の方々に効果を実感していただければ成功と言えるのではないか。 今後も谷モクジェンガを導入していただけるとすれば、進行の際に必要な準備や人員のガイドラインが必要と思う。
●参加してくれた方々が自分自身を見つめ直し、客観的に捉えられていた。参加者の近くで会話を聞ける位置にいたので、具体的な業務内容や悩みを聞くことができた。このような経験は普段ないので、とても貴重な経験を得ることができた。
ワークの終わりにおこなったジェンガの様子 |
■11/10 ワークショップ企画の発表会の様子
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/news/news4151.html