医歯薬学総合研究科 博士前期課程の山崎 裕大さんと森 千知さんが第40回日本薬学会九州山口支部大会にて優秀発表賞を受賞しました

　医歯薬学総合研究科 博士前期課程２年 山崎 裕大さんと森 千知さん（ともに薬品製造化学分野）は、11月18、19日に福岡で開催された第40回日本薬学会九州山口支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。
　山崎 裕大さんの研究内容は「三成分ラジカルカップリングを基軸とするリコネシジンAの合成研究」と題するものです。リコネシジンAは複雑な四環性アルカロイドで、抗腫瘍活性を有することから医薬リード化合物として注目されています。
　一方、森  千知さんの研究内容は「環状デプシペプチド、リポディスカミドBの合成研究」と題するものです。リポディスカミドBは、強力な細胞毒性を有する中分子環状ペプチド天然物であり、新規抗がん剤の医薬品リード化合物として注目を集めています。
  二人は、石原教授、福田准教授と小嶺助教の指導のもと、それぞれ独自な合成方法を開発し、これら生物活性天然物の有用な合成中間体の合成に成功しました。この結果が高く評価されました。

山崎 裕大さん（左）と森　千知さん（右）

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