2022年12月14日
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「グラバー図譜」とは、幕末、明治期に長崎を拠点に活躍した貿易商トーマス・B・グラバーの息子、トーマス・A・グラバー(日本名 倉場富三郎)が、主に長崎に水揚げされた魚を5人の画家に描かせ編纂した806図の精緻・美麗な魚類の博物画です。長崎大学が唯一無二のオリジナルを所蔵しています。
長崎大学附属図書館地域文化研究会では、2年前からこの「グラバー図譜」を用いたオリジナルカレンダーを製作・販売しています。単なる魚の絵のカレンダーではありません。山口 敦子 教授(水産・環境科学総合研究科)の解説と監修により、画に合わせた本物の魚の標本写真を並べ、フィールドでの経験豊富な魚類学者ならではの解説を加え、さらに美味しい食べ方まで紹介しています。
カレンダーづくりにあたっては、繊細なグラバー図譜を再現するため,再度撮影を行って色味を調整しています。図譜とそっくりな模様の魚の採集と写真撮影にも大変な努力を重ね、それらの写真の再現性のため紙にこだわり,印刷にも時間をかけて完成しました。
「2023グラバー図譜カレンダー 長崎のきれいか魚を食べてみんね」は、2022年11月から長大生協売店のほか、県内各地のショップや市内文具店のオンラインストアで限定販売しています。
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A5サイズの卓上カレンダー(税込1200円)のほか、今年は試験的にA3サイズの壁掛けカレンダー(税込2500円)も製作しています。壁掛けカレンダーは数量・販売店がごく限られていますのでご注意ください。
カレンダーを持つ河野学長(中央)と山口教授(左)、安武教授(右) |
【お問合せ】長崎大学附属図書館 TEL:095-819-2192