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  • 受 賞

水産・環境科学総合研究科 Tran Xuan Loiさんの論文が、2022年 Rieger Awardを受賞

  長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科 Tran Xuan Loi氏(2021年9月修了)・征矢野清教授(海洋未来イノベーション機構環東シナ海環境資源研究センター)・石松 惇名誉教授(現JICAカントー大学支援プロジェクトオフィス)によって科学雑誌「Zoomorphology」に発表した論文が、2022年のRieger Awardを受賞しました。Rieger Awardはオーストリアの動物学者,故Reinhard Rieger博士の功績を顕彰して,動物形態学の分野での優れた論文に送られる賞です。

  この論文は,ベトナム・メコンデルタの干潟に生息するマッドスキッパー(トビハゼ・ムツゴロウ類の総称)2種と先行する論文での5種のデータから,陸上生活への適応度と食性(動物食・植物食・雑食)が異なるマッドスキッパー類の摂餌器の形態を比較検討した内容です。古生代におきた魚類から両生類への進化を考える上で貴重な知見を提供してきた,現生のマッドスキッパー研究の新しい成果として注目されます。

 


Parapocryptes serperasterの鰓耙(I~IV 第1~第4鰓弓,VP 腹側咽頭板)



L. X. Tran, K. Soyano and A. Ishimatsu (2022) Morphology of the feeding apparatus in two oxudercine gobies, Parapocryptes serperaster (Richardson 1846) and Pseudapocryptes elongatus (Cuvier 1816). Zoomorphology 141: 183-196.

https://link.springer.com/article/10.1007/s00435-022-00554-8

▶より詳しい研究内容は下記までお問い合せください。
JICAカントー大学支援プロジェクトオフィス
石松 惇
E-mail: a-ishima*nagasaki-u.ac.jp
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