2022年09月13日
西村 昌浩さん(工学研究科 情報工学コース博士前期課程1年、柴田研究室所属)が、電子情報通信学会リコンフィギャラブルシステム(RECONF)研究会において、優秀講演賞(若手部門)を受賞しました。本賞はRECONF研究会で発表された一般講演のうち、登壇者が33歳未満で特に優秀(上位10%に相当)と認められた発表者に贈られるものです。
受賞対象となったのは2022年6月に発表された「FPGAによるHDR合成処理への画像圧縮技術の適用」で、今村 優太さん(工学研究科情報工学コース修了生)、眞邉 泰斗 情報データ科学部助教、柴田 裕一郎 情報データ科学部教授との共著論文です。複数の明るさの画像からハイダイナミックレンジ合成をリアルタイムに行うハードウェア回路に、適応差分符号化による画像圧縮技術を適用する手法を提案し、画質や処理性能を維持したまま大幅に回路規模を削減できることを示しました。
これらの技術は多くの分野への展開が見込まれますが、例えばスマートフォンの消費電力削減や画質向上などが期待されます。
授賞式は2022年9月8日に愛知県豊橋市のemCAMPUSにて行われました。
西村 昌浩 さん |