2022年08月19日
8月18日(木)のお昼に、ウクライナの学生9名が日本の文化について学ぶ一環として「料亭橋本」を訪れました。「料亭橋本」は、古くから長崎に住む人々の憩いの場として愛されていて、純日本風の外観と内装を守りつつ、料亭として営まれています。
今回は、料亭の女将のご厚意で建物の中をご案内いただくことができました。こちらの料亭はもともと旅館として営まれていた歴史があり、ドラマに登場するような立派な大広間から、数名で静かに過ごせる小さな「離れの部屋」まで見せていただきました。それぞれの部屋の柱や窓、天井や壁には細かく装飾が施されており、「こんな所にも」と思うような場所にも、こだわりのデザインを発見し、その細工の繊細さに驚きの声があがっていました。あるお部屋では、天井に使われている木材が網目に織り込まれているのを見て、日本の職人技に「本当に人の手で作られたのか」と確認する場面も。スマートフォンであちらこちらを撮影する様子が見られました。
また、池の傍らにある部屋では、縁側の窓を開けるとすぐ足元に鯉が泳ぐ様子が見られ、餌を与えることができるようになっていました。せっかくの機会ということで餌を与えてみたところ、沢山の鯉が集まって来ました。楽しげに鯉と戯れている学生達からは無邪気な笑顔がこぼれ、少しでも良い思い出になったものと思います。