2021年12月23日
医歯薬学総合研究科 博士後期課程3年生の周 哲旸さんら(薬品構造解析学研究室)の論文が米国化学会誌The Journal of Organic Chemistry に掲載され、supplementary journal coverに採択されました。
Ratiometric Fluorescence Acid Probes Based on a Tetrad Structure Including a Single BODIPY Chromophore" DOI 10.1021/acs.joc.1c01328
BODIPYと呼ばれる色素に3つの芳香環を3次元に連結させて、これら4つの部分で機能する「テトラド分子構造」とすることで、これまで知られていなかった蛍光波長の変化が生じさせる機能を構築しました。この機能を利用して、酸性から強酸性領域において、異なる波長の蛍光強度比を比較することで、微小領域で精密な酸性度の測定を行うことができるプローブを開発しました。今回報告された方法を応用することにより、蛍光波長を比較するタイプの様々なセンサー・プローブ開発が期待できます。
■論文のページ https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.joc.1c01328 ■supplementary journal coverのページ https://pubs.acs.org/toc/joceah/86/24 |