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  • 受 賞

一般社団法人 岩の力学連合会 2020年度「論文賞」を受賞

本学大学院工学研究科博士後期課程生産システム工学専攻を修了し、現在中国山東科技大学に勤務している張学朋さんが、本学教員の蒋宇静教授との連名で、英文ジャーナル「Rock Mechanics and Rock Engineering」に掲載された論文「Correlation Between Seismic Damages of Tawarayama Tunnel and Ground Deformation Under the 2016 Kumamoto Earthquake」と参考論文(8編)により、一般社団法人 岩の力学連合会より、2020年度「論文賞」が5月28日に授与されました。

岩の力学連合会は、日本を代表して国際岩の力学学会 (International Society for Rock Mechanics:ISRM) に加盟し、日本および世界の岩の力学の発展に寄与することを目的とする学術団体であり、現在は、土木学会地盤工学会、資源・素材学会(事務局担当)、日本材料学会の4学会が組織母体となっています。同賞の受賞対象は、授与年の前々年(2年前)の10月から前年(1年前)の9月までに、国内外で発行された学協会誌で公表された岩の力学関係の論文を対象とし、岩の力学もしくは岩盤工学の進歩に著しい貢献をしたと認められる論文を選定して与えられる賞です(2件以内)。

受賞論文は、主に(2016年熊本地震を対象とする)地震動による幹線道路トンネルの変状メカニズムと震害修復・耐震設計に着目して、原因究明と理論モデルの提案、震災後の修復技術について纏めたため、岩盤工学の進歩に大きく貢献していることが評価されました。

授賞式と受賞記念講演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン形式で、同日開催された岩の力学連合会第44回通常総会において行われました。

張学朋さん