水産・環境科学総合研究科の成冨真由さん(修士2年)と、利部慎准教授は、野母崎温泉(長崎県長崎市野母町)の起源について調査・研究を行い、その結果を発表しました。
本研究では、国内では稀有である「炭酸泉」という温泉の分類に野母崎温泉が該当することに着目し、成分の分析を行いました。 その結果、炭酸泉の『水成分』は少なくとも1万年前以上昔の雨水が起源であること、また、『炭酸ガス成分』は恐竜に由来した炭質物から発生した可能性があることが判明しました。
この研究結果は、2021年5月開業予定の『オーシャンリゾートNomon長崎』へも提供され、今後は温泉施設運営への活用も期待されます。 また、本研究は、長崎新聞、NIB、NCC等のメディアでも紹介されました。
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