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分煙で周りの人を守れるか?(長崎大学ヘルシーキャンパスプロジェクト)開催報告

平成30年12月6日(木)G-38講義室において、ヘルシーキャンパスプロジェクトの一環として、平成30年度長崎大学安全衛生講座を開催しました。
今回は、2019年8月から全キャンパス敷地内禁煙が決定したことをうけ、「分煙で周りの人を守れるか?」と題し、禁煙活動で全国的にも有名な産業医科大学の大和浩教授を招き、講演を行いました。

講演では、
・喫煙後は呼吸から有害物質が45分間出続けるため(三次喫煙)、休憩時間も喫煙を禁止する必要があること
・三次喫煙の観点から、分煙では受動喫煙を防げないこと
・禁煙するメリット(喫煙所を探さなくて良い、持ち物が減る、お金が減らない、香りに敏感になる、家族から感謝される)
・吸わない人も無関心でなく、関心をもつべきであること
・日本でも非喫煙者のみを採用する企業が増えてきており、法的にも合法であること
・2020年4月以降は、喫煙可の飲食店には未成年は立ち入れないこと
・喫煙権を主張する人については、他者危害や施設管理権の観点から、自由はあるが権利はないこと
・加熱式タバコは煙が見えにくいだけで有害であること
などの説明がありました。
また、喫煙の害や、喫煙所の削減等のお知らせは、喫煙所に表示することが効果的であると強調されました。

受講者は73名であり、受講後のアンケートによると、「分煙は、受動喫煙に大きく貢献していると思っていましたが、決してそうではないということが分かりました」「喫煙の危険性、受動喫煙の危険性を含め、タバコの害について良く理解できました」「卒煙して良かった」「年内に禁煙します」等の意見があり、多くの受講者から有意義であったとご回答いただきました。

講座の概要と開催報告はこちら

講演資料は下記URLよりご覧ください。
http://www.hc.nagasaki-u.ac.jp/anzeneisei_2018_siryou.pdf

http://www.hc.nagasaki-u.ac.jp/anzeneisei_2018_siryou.pdf