2018年12月11日
2018年11月26日海洋未来イノベーション機構山本郁夫教授らのグループが開発した水中ロボット(図1)は五島福江沖(サザエ島近くの外海)の水深40m付近に沈没した船舶をロボット搭載のカメラと通信システムにてリアルタイム視認しました(図2)。このフイールド実験はコンパクトで実用的な高性能水中ロボットの開発研究の一環として実施しているもので、実験を通して、沈没船が魚の漁礁になっていることやエンジンから油が漏れていることを発見し、関係先に連絡を行いました。また、12月3日イタリアローマで開催された国際学会にて水中ロボットの開発に関して基調講演を行い、水中ロボットが海洋生物調査や環境保全活動に活用できるとの世界の海洋学者らからの高い評価を得ました。 |
図1 開発したROV |
図2 沈船のリアルタイム視認 |
図3 山本郁夫教授による国際学会基調講演と感謝状の授与 |