2018年08月02日
大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻薬剤学研究室博士前期課程2年生の下川 正二朗さんが、2018年7月29日に北九州市立大学小倉サテライトキャンパス(北九州市)で開催された遺伝子・デリバリー研究会第18回夏期セミナーにおいて口頭発表を行い、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。同賞は本セミナーにおいて優秀な発表を行った発表者に対して授与されるものです。 受賞対象となった下川さんの発表は、「エダラボンを用いた酸化ストレス制御によるリポフェクション効率および安全性の向上」と題するものです。カチオン性リポソームによる遺伝子導入において、抗酸化剤であるエダラボンにより酸化ストレスを抑えることで細胞障害を軽減し遺伝子発現を増大させ、さらにはエダラボンを内封したリポソームによりマウスにおいても同様の効果を発揮させることに成功しました。今回、その有用性と今後の発展性が高く評価され受賞に至りました。 |
下川 正二朗さん |