2018年03月12日
IEEE(米国電気電子技術者協会)福岡支部は,次世代を担う学生の研究活動を奨励するため,九州・沖縄地区の大学・高専に在学し優秀な英語論文を発表した学生を表彰しています。工学研究科総合工学専攻電気電子工学コースに所属する蒲ヶ原健君が発表した国際会議論文が受賞の対象として選ばれました。本論文は,2017年6月25〜6月29日にイギリスのマンチェスター大学で開催された絶縁液体の国際会議「19th International Conference on Dielectric Liquids」において発表されたものです。
題目 | Investigation of Pulsed Breakdown Characteristics in High-Pressure CO2 including Supercritical Phase under Non-uniform Electric Field「超臨界相を含む高圧二酸化炭素中の不平等電界下におけるパルス絶縁破壊特性の調査」 |
共著者 | T. Kamagahara, N. Ashizuka, T. Furusato, T. Fujishima, T. Yamashita, M. Sasaki, T. Kiyan |
受賞対象となった研究は工学部工学科電気電子工学コース高電圧研究室の山下教授・古里助教の指導の下行われ,超臨界相を含む超臨界二酸化炭素中のパルス絶縁破壊特性の統計的遅れ現象を実験的に調査し,新しく提案した統計的推定法によってその火花遅れ特性を評価しました。環境負荷の高い絶縁ガスに替えて,超臨界二酸化炭素を新しい絶縁媒体として利用するための可能性を評価するための新しい知見を得た研究です。
表彰状 |
|
工学研究科 総合工学専攻 電気電子工学コース 博士前期課程2年 蒲ヶ原 健 君 |