2017年11月30日
医歯薬学総合研究科医療科学専攻病理学分野の森亮一准教授は,11月27日〜28日に京都で開催された 第47回日本創傷治癒学会において、演題「miR-223 機能解析とその応用:miR-223 発現制御は黄色ブドウ球菌感染創の改善に有効である」の研究発表により,研究奨励賞を受賞しました。 森准教授は、黄色ブドウ球菌皮膚感染創の改善に有効な,蛋白質に翻訳されない非コード RNA である microRNA-223 (miR-223)を標的とした核酸医薬(分子標的薬の一種)の開発を行いました。開発した miR-223 核酸医薬は,ヒト好中球においても機能的に作用することも示されたことから,優れたトランスレーショナルリサーチの成果として評価を受けました。 同賞は,日本創傷治癒学会より,優れた創傷治癒に関する臨床的基礎的研究成果を発表した研究者(45歳以下)を対象に授与されるものです。 なお,授賞式は同学術大会会期中にメルパルク京都において行われました。 |