2017年10月02日
9月9日から12日にかけての4日間、ベトナム南部ソクチャン省モーオー(MoO)干潟にて、経団連自然保護基金の支援を受けたゴミ分布調査が実施されました。本調査は2017年7月4日にソクチャン省と、長崎大学、長崎ベトナム友好協会が合意した「メコン河口MoO干潟における環境浄化と生態系保全活動」のプロジェクト活動の一環です。 長崎大学からは海岸清掃のボランティア活動を行っている「ながさき海援隊」の学生6名と経済学部の宇都宮譲准教授、国際連携研究戦略本部の藤野忠敬助教の計8名が参加。ベトナムからはカントー大学の学生7名とソクチャン省職員5名及び地元ボランティア10名の計22名が参加し、日越共同で計30名の調査チームとなりました。 ゴミ分布調査は4日間で76地点行われ、調査後の9月13日には集めたゴミのサンプルを元に「ながさき海援隊」のメンバーとベトナムカントー大の学生がゴミ問題の背景や対策についてディスカッションを行いました。学生らは活動の継続性を重要視し、今後も双方のメンバーが本活動に積極的に参加していくことが確認されました。 なお、調査の様子は地元の放送局から取材されニュースとして取り上げられました。 ゴミ問題の解決は簡単ではありませんが、日越両国の将来を担う若者が友好を深めお互いに学びながら様々なチャレンジを行っていくことで、世界的にも貴重な生態系を誇るモーオー干潟の生態系保全につながることが期待されます。 今後は10月22日に開催される海洋教育フォーラムで「ながさき海援隊」のメンバーである濱田みちるさん(環境科学部3年)が調査結果を報告する他、12月にはMoO干潟の生物調査、そして来年1-3月には、ソクチャン省の協力で地元住民にMoO干潟のごみ問題と貴重な生物について紹介する啓発ワークショップが行われる予定です。
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