2017年10月02日
長崎大学と国立研究開発法人国立がん研究センターは,大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻に連携講座「包括的腫瘍学分野」を開設することとし,9月11日,本学事務局にて協定書の調印式を執り行いました。 同センターは,1962年に我が国のがん医療・がん研究の拠点となる国立の機関として創設された国内最大のがん研究機関であり,2015年には中央病院と東病院が医療法に基づく臨床研究中核病院に指定され,国際水準の臨床研究や医師主導治験等の中心的な役割を担い,がん制圧に資する基礎と臨床の研究においてすぐれた実績を積み重ねています。 この度の本研究科と同センターとの連携により,制がんのためのがんの治療、予防に資する研究と教育を基礎と臨床の両方向からのトランスレーショナルリサーチとして,地域性を踏まえて総合的に進め,国際水準のがん治療や予防に関する臨床研究や医師主導治験が実施可能な研究協力体制を新たに構築し,基礎から臨床まで包括的な視点から腫瘍学分野の研究や医療を推進できる次世代の人材を育成することが期待されます。 調印式終了後は坂本キャンパスに場所を移し,「包括的腫瘍学分野」の開設を記念したシンポジウムが開催され,片峰学長,中釜同センター理事長らの講演に集まった教職員,学生約100名が,熱心に耳を傾けていました。 |
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左から:国立がん研究センター岩佐医員, 上園分野長,中釜理事長,片峰長崎大学長, 下川医歯薬学総合研究科長,益谷教授, 芦澤教授 |
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