2017年07月19日
海洋未来イノベーション機構山本郁夫教授らの研究グループは、赤潮等海水検査のために開発した赤潮サンプリング飛行ロボット(AKABOT)による実海域での海水採水試験に成功しました。 本ロボットは重量6.4kg、速度7m/sで2kmの距離まで飛び、ホバーリングしながらコンピュータ制御で採水装置を5mの長さまで送り出し海水をサンプリング可能で、採水後海水をロボットに収納し帰還します。また、採水装置先端にはカメラを装備し、海面の状況をリアルタイム画像で把握できます。7月18日に海域試験を行いその機能を確認できました。ロボットは遠隔操縦による飛行と自己位置情報を検知できるため自動飛行も可能です。 今後、同機構で開発を進めているインテリジェント養殖システムの重要技術として活用するとともに、人工衛星の海域環境情報との連動やロボット搭載カメラによる赤潮判別やサンプリング水の瞬時成分分析などIoT技術と組み合わせたスピーディな環境対策システムとして開発を進めていく予定です。 |
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AKABOTの飛行採水機能試験 |
実海域での海水サンプリング試験 |
遠隔飛行および採水試験 |
AKABOTと研究グループメンバー |