2月17日、バルセロナオリンピック４００ｍリレー日本代表で法政大学経済学部教授の杉本龍勇氏による講演会を開催しました。

   講演会に先立ち、杉本教授を囲んで長崎大学陸上競技部との座談会を開催。陸上競技部員から練習方法やメンタル強化のコツについて質問が寄せられると、杉本教授は自身の経験から的確なアドバイスを提供。陸上競技部員たちは一言も聞き逃すまいと必死にメモを取っていました。特に、試合に向けた目標タイムの設定と時期ごとの練習メニューの作成については、実践的な方法をホワイトボードを使って分かりやすく説明がなされたので、陸上競技部員たちの今後の大会での活躍に期待が膨らみます。

  その後会場を文教スカイホールに移して行われた講演会には、１８時３０分と遅い時間からの開始にも関わらず大学生や教職員を中心に１００名が参加。中には小学生、中学生の参加もありました。講演に先立ち星野由雅理事が長崎大学を代表して挨拶。挨拶後すぐに始まった講演で杉本教授は、オリンピック出場を意識するようになった小学生時代の話から、目標の立て方、目標を達成するための練習の取り組み方などを語りました。オリンピック出場者だけしか味わうことができない貴重な経験談を間近で聞くことができた参加者は大変充実した様子で、講演後のアンケートでも約95%が「大変良かった」又は「良かった」と回答するなど驚異的な高評価を得ており、２時間にわたって行われた講演会は大変有意義なものとなりました。

  なお本講演会は、オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業（スポーツ庁委託）の一環で行われた市民フォーラムで、長崎大学と長崎県オリンピック・パラリンピック啓発実行委員会の主催、日本体育大学の共催で行われたものです。

笑顔で陸上競技部員に語り掛ける杉本教授

杉本教授を囲んでの座談会、陸上競技部員たちは一言も聞き逃すまいと必死にメモを取る

ホワイトボードを使って目標タイムを出すための練習メニューの作り方をアドバイス

会場を文教スカイホールに変えての講演会、オリンピックから得たものについて語る杉本教授

熱心に講演に聞き入る参加者たち