2016年07月06日
大学院水産・環境科学総合研究科 環境科学専攻の環境生物工学研究室(仲山英樹准教授)に所属する塩?将基さん (博士前期課程2年) が、第53回化学関連支部合同九州大会 (2016年7月2日;北九州国際会議場) においてポスター発表を行い、平成28年度日本農芸化学会西日本支部ポスター賞を受賞しました。 同賞は若手研究者を奨励することを目的に、学会期間中にポスター発表した大学院生・学部生の中から優れた研究発表であると認められたものに対して授与されるものです。受賞対象となった「持続可能なエビ養殖産業に資する中度好塩性細菌ハロモナスの細胞表層工学を用いた機能性餌添加物の生産」は、中度好塩性細菌ハロモナスの優れた窒素資化能力を活用し、エビ養殖排水中の主要な環境汚染源となる窒素元素(アンモニア態窒素、腐敗アミン等)を機能性ペプチド(抗ウイルス性ワクチン、金属結合ドメイン等)に変換した後に機能性餌添加物としてリサイクルすることにより、環境保全と増養殖を両立した窒素循環系の構築を可能とする着眼点が評価されました。本研究は、長崎大学とタイのマヒドン大学との国際共同研究として実施しているものです。 |
水産・環境科学総合研究科(環境生物工学研究室) 塩?将基君 |
賞状 |