昨年3月、本院と長崎県病院企業団はアイランドナースネットワーク事業をスタートさせました。この事業は長崎県の大きな課題である医師・看護師不足や離島・周辺地域の医療レベル質向上に取り組むため、長崎県と島原、五島、対馬地域の市町で組織する長崎県病院企業団が掲げる事業のひとつです。 離島病院と看護師の人材交流を図ることで、離島地域の安定的な看護師の確保および企業団病院の活性化、職員の資質向上につなげることを目的としています。 本院は昨年4月、看護師2名を1年間派遣。派遣した中里寿美看護師と朝長さつき看護師は3日に開催した院内職員向けの報告会で「はじめは人や環境に慣れるのにとまどいつつも、豊かな自然に囲まれた環境で適度にリフレッシュでき、今後の看護師としての役割について改めて再確認する有意義な時間となった」と振り返りました。また「術前から術後、リハビリまで一連の看護に携わることができ、患者さんの生活背景を考慮し看護することの重要性を改めて感じた。この経験を大学病院でも活かしていきたい」と語りました。本院からは現在、地域支援ナースも含め看護師5名、助産師1名の6名が本院で培った経験を活かし、五島中央病院で活躍しています。
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朝長看護師と中里看護師
2人の世話役となり1〜2ヶ月に1度は五島を訪れた貞方副看護部長
熱心に聞き入るスタッフ
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