医学部及び大学院医歯薬学総合研究科では,去る5月12日から13日までドイツのヴュルツブルク大学医学部及び大学院生命科学研究科との合同で「第1回 長崎大学−ヴュルツブルク大学合同シンポジウム―日独共同大学の設立に向けて―」と題した合同シンポジウムを坂本キャンパスの良順会館及びグローバルヘルス総合研究棟で開催しました。 本学とヴュルツブルク大学は,1996年に両大学の医学部間で部局間学術交流協定が締結され,その後,医学部間での学生交流覚書を締結,大学間交流協定への変更,大学院医歯薬学総合研究科と大学院生命科学研究科間での学生交流覚書を締結しており,これまで活発な交流が行なわれ,今回のシンポジウムには10名の先生方が来日されました。 シンポジウムでは,片峰学長,下川医学部長・大学院医歯薬学総合研究科長及びFroschヴュルツブルク大学医学部長の挨拶の後,本学の山下理事から特別講演が行われ,引き続き,両大学の研究者により3つのセッションによる講演が行われました。 また,シンポジウムに先立ち,片峰学長,山下理事及び下川医学部長・大学院医歯薬学総合研究科長とReiners前メディカルディレクター,Sendtner大学上席委員及びFrosch医学部長との間で本年9月に期限を迎える学術交流協定の延長について基本的な合意が得られたほか,シンポジウム終了後には,両大学の教員による共同大学院設立に向けた単位互換やジョイントディグリーに関する意見交換のための会議が行われるなど,両大学間の交流を深めることができました。 なお,来年度は,ヴュルツブルク大学で第2回の合同シンポジウムの開催が予定されています。
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