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前田富美代看護師が人工心臓管理技能認定士を取得

本院の前田富美代看護師は、日本臨床補助人工心臓研究会等が認定する人工心臓管理技術認定士を取得し2015年12月7日、増?病院長へ取得報告に訪れました。

補助人工心臓(VAD: Ventricular Assist Device)は重度に心臓の働きが悪くなった方に対して、自身の心臓を補助するために用いられる治療法です。末期的心臓病患者に対して心臓移植が適応される場合がありますが、移植を受けるまでには3年をこえる待機期間が必要といわれています。現在、日本では植込型補助人工心臓は移植までの橋渡しとして使用が認められています(Bridge to Transplantation)。
補助人工心臓はポンプそのものを体外に設置するタイプ(体外式)と体内に植え込むタイプ(植込式)があります。体外式補助人工心臓は、装着期間中は継続的に入院が必要であるのに対して、植込型はバッテリーを専用のショルダーバックに入れるなどして持ち運び可能で、自宅での生活が可能になり、生活の質が大きく向上します。

本院は2012年植込型補助人工心臓手術ができる施設に認定されました。心疾患患者は年々増加しており、今後高齢化社会を迎える中で、人工心臓のおけるニーズも高まってくると考えられます。人工心臓管理技術認定士は人工心臓の在宅での管理方法の指導などを行うため、高度な専門知識が必要で、現在前田看護師を含め5人が九州で活躍中です。前田看護師は「VAD治療には医師、看護師、医療技術スタッフなどチーム医療で取り組んでいる。患者さんを看護師の視点からサポートしていきたい」と抱負を語りました。

病院長と記念撮影する前田富美代看護師

病院長と記念撮影する前田富美代看護師