2016年01月28日
工学研究科電気・情報科学部門黒川不二雄教授,同生産システム工学専攻電気情報工学コース博士後期課程1年古川雄大さん,同総合工学専攻電気電子工学コース博士前期課程1年の渡邉慎悟さんが,国際会議においてBest Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しました。 2015年11月22日から25日にかけてパレルモ(イタリア)にて開催されたIJRER(再生可能エネルギー学会)主催,IEEE PELS (米国電気電子学会パワーエレクトロニクス部門),IEEE IES (同産業エレクトロニクス部門)およびIEEE IAS (同産業応用部門)協賛の「the 4th International Conference on Renewable Energy Research and Applications (ICRERA 2015,再生可能エネルギーの研究と応用に関する国際会議)」において,大学院工学研究科電気・情報科学部門電気電子工学分野黒川不二雄教授,同生産システム工学専攻電気情報工学コース博士後期課程1年古川雄大さん,同総合工学専攻電気電子工学コース博士前期課程1年渡邉慎悟さんが,"Improvement in Transient Response of Fast P Control DC-DC Converter with Static Model"と題する論文で,Best Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しました。 本賞は,本国際会議のきわめて優秀な論文に対し贈られるもので,本年度はすべての発表(284件)から3件について贈られました。また,本国際会議の採択率は63%と低く,優秀な論文が集まった中での受賞となりました。 受賞対象となった論文では,ディジタル制御の本質的な欠点である時間遅れの影響を抑制する方式に静的モデルを用いたフィードフォワード制御を加えることで,電子機器等の稼動時の応答改善だけでなく,待機状態からの高速な復帰を実現しています。省エネルギー化が重要視される近年の社会において,電子機器は使用状況に応じて頻繁に待機と稼働を繰り返すため,非常に重要な技術の一つです。 なお,授賞式は同国際会議開催期間中の11月25日にパレルモ(イタリア)にて執り行われました。 |
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