2015年10月30日
大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士前期課程1年生の堀 祐真君(ゲノム創薬学研究室)は10月2日から4日にかけて青森市で開催された第34回 日本認知症学会学術集会において学会奨励賞を受賞しました。 同賞は、一般演題の中で優秀な研究発表を行った者に対して表彰されるもので、今回は358演題のうち、堀君を含め9人が受賞しました。受賞の対象となった演題は「ポリフェノール類によるネプリライシン及びαセクレターゼ活性の増強作用」であり、本学天然物化学研究室(田中隆教授)から提供された長崎大学オリジナルの脂溶性カテキン誘導体がアルツハイマー病の原因となるアミロイドβペプチドの産生系と分解系を同時に制御し、効果的にAβレベルを低下できる作用を有することを見出し、本症の根本的治療薬の有力な候補になるとして発表しました。 特に、これまでにアミロイドβペプチド分解酵素ネプリライシンの活性を増強する化合物は見出されていなかったため、高い評価を得た結果、本賞の受賞に至りました。
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生命薬科学専攻 博士前期課程1年生 賞状 |