HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

本院の鶴田一人副臨床検査技師長が小島三郎記念技術賞を受賞

公益財団法人黒住医学研究振興財団では国立予防衛生研究所(現在の国立感染症研究所の前進)の元研究所長である小島三郎博士のご遺徳を記念し、臨床検査や衛生検査領域において優れた功績のあった者を表彰しています。

この度、鶴田副臨床検査技師長は「造血器腫瘍の病態解析と診断法確立」の研究において小島三郎記念技術賞を受賞しました。

白血球の中の細胞にHTLV−1ウイルスが感染しがん化したことにより発症する成人病細胞白血病(ATL)は、ほとんどの方は発症しませんが、数%の方が40〜50年の潜伏期間を経て発症する病気で、発症後は感染症にかかりやすくなったりし、悪化すると死に至る病気です。

鶴田氏はATL研究において、細胞表面に存在する分子を解析する表面マーカーの解析と、異常な造血幹細胞から作られる骨髄異形症候群(MDS)の研究において診断法を確立し、形態診断の精度向上・標準化に大きく貢献したとして同賞を受賞しました。尚、同授賞式は2015年6月5日銀行倶楽部(東京都)において開催されました。

左より?原検査部長、増崎病院長、鶴田副臨床検査技師長

左より?原検査部長、増崎病院長、鶴田副臨床検査技師長