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マラリア制圧のためのワクチン開発を目指す共同研究が、科学技術振興機構のe-ASIA共同研究プログラムに採択

熱帯医学研究所の平山謙二教授の共同研究が、科学技術振興機構(JST)が公募していたe-ASIA共同研究プログラム「感染症分野」に採択されました。

【課題名】

「マラリアワクチン候補分子トランスアミダーゼ様分子のヒトマラリアでの抗原性および遺伝子多様性の解析」

【研究目的】

本研究は、日本のワクチン開発研究力とフィリピンおよびミャンマーのフィールド研究力を連結することにより、アジア地域で流行するマラリア制圧のためのワクチン開発を目指すものです。

【共同研究概要】

日本側は分子生物学的方法とモデル動物実験によりワクチン候補を作製し、フィリピンおよびミャンマー側は現地で流行するマラリア原虫の遺伝背景やワクチン抗原に対する住民の免疫応答性を指標に、作製されたワクチンが実用化された場合の有効性を評価する。3カ国の研究チームの協力により、作製されるワクチン候補の妥当性が明確となり、更なる臨床開発が促進されることが期待される。

【研究期間】

3年間

【共同研究機関】

日本側研究代表者:平山謙二 教授(長崎大学 熱帯医学研究所)
ミャンマー側研究代表者:ティンモン・フレイン センター長(医学研究センター)
フィリピン側研究代表者:マリオ・ジズ 分野主任(熱帯医学研究所 免疫学分野)

外部リンク

・e-ASIA共同研究プログラム

・科学技術振興機構(プレスリリース)