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全国大会での優秀発表賞の授与【第39回反応と合成の進歩シンポジウム】

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士後期課程3年生の松原 孝昌 君(薬品製造化学研究室)は11月5、6日に福岡市で開催された第39回反応と合成のシンポジウムにおいて優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。

松原 孝昌  君の研究内容は「オフィオジラクトンAとBの全合成」と題するものです。

オフィオジラクトンは細胞毒性を有する海洋天然物であり、複数のベンゼン環が複雑に絡み合った特異な構造を有しています。松原君は畑山範教授の指導のもと、不斉エポキシ化やδ—ラクトン化等を経て、オフィオジラクトンAの不斉全合成を世界で初めて達成し、不明だった絶対構造を決定しました。

さらにラジカル反応を用いる新規な反応にて一段階でオフィオジラクトンAからオフィオジラクトンBに変換する方法を見出しました。この反応は生合成類推経路を立証するものであり、これらの結果が高く評価されました。

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士後期課程3年生の松原 孝昌 君

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 
博士後期課程3年生 松原 孝昌 君

賞状