2013年09月06日
平坦地が非常に少ない、長崎市に住む高齢者の生活を支援するために、長崎大学産学官連携戦略本部 北島 栄二准教授は、ラック・ピニオン式 電動手すりの開発に取り組んでいる。 ○ラック・ピニオン式 電動手すり 試作機は、移動困難者に対する有効な支援方法の一つとして大きな期待を集めている。8月29・30日に実施した開発品経過報告会では、高齢者等の身体機能を熟知した専門家ら(作業療法士、介護支援専門員など)より「実用化されれば高齢者が外出しやすくなり、生活の幅が広がるのではないか」との評価を受けた。また、複数のメディアから取り上げられた(テレビ2社、新聞5社)。 今後の課題は、駆動方法とモータ制御については安全性とユーザビリティ(使いやすさ)を高め、ガイドレールについてはコンパクトな設置を考慮する設計にブラッシュアップすることである。そのため、ガイドレールの構造を刷新する駆動方式、ケーブル式電動手すりの開発に着手している。
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電動手すり試作機 電動手すり試作機
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