長嶋 彩希 さん
薬学部 薬科学科 2年 須磨学園高等学校 (兵庫県)出身
一般選抜 前期日程
(取材&撮影 2024年7月)
薬学部内サークルで
頼れる友達や先輩に出会いました
「港町の雰囲気が地元の神戸に似ていて長崎は大好き。交通が便利だし、ショッピングする場所も多いし、暮らしやすいです」と、大学生活を満喫している長嶋さん。難病を抱える人の支えになりたいと医療の道を志して薬学部へ進学しました。

しかし、学びは予想以上に難しく、毎週のように試験があり、とにかく忙しいそう。助け合える友達と先輩が不可欠です。実は長崎大学薬学部は縦の繋がりが強いことでも知られています。理由は学部内サークルの存在。スポーツや音楽など全9サークルがあり、学業に負担をかけない程度の気軽さで参加できることが魅力です。長嶋さんもバレーボールに参加したり、軽音サークルのライブを見に行ったり、多くの仲間と交流を広めています。「将来に向けて向上心が高い人が多くて日々視野が広がります」。

2年後期からは研究室配属に向けてさらに専門分野における学びが深くなり、課題も多くなります。希望の研究室への配属を目指して、一層学んでいきたいと話してくれました。
専門科目で面白かった教科は「生理解剖学」。また漢方にも興味あり。ダイエット薬などにも漢方薬が使われている事実を知り、漢方薬の可能性の広さに感動したそう。
どうやって受験勉強に取り組む姿勢を養いましたか?
スケジュール管理を徹底し、勉強しやすい環境を作る
以前の私は計画通りに実行できないタイプでしたが、友達の影響によりスケジュール帳を使った管理で改善できました。
1日や1週間単位で大まかな計画をスケジュール帳に書き出すことを習慣づけたんです。
可視化することで目標への意識が高まります。そして達成したタスクをチェックすることが楽しみになりました。それと同時に、目標達成するための環境づくりも大事です。
放課後は高校に残って自習するなど勉強しやすい環境に身を置くようにしていました
受験時に使っていたスケジュール帳。勉強予定が一目瞭然
スケジュール帳の学習管理は現在も続けています。スマートフォンのスケジュールアプリを併用してパワーアップ。リマインド機能が便利です。
苦手科目の克服法を教えてください
基礎力を身につけて初見問題に強くなる
苦手科目は数学です。共通テストはもちろん個別学力検査(二次試験)にも出題され、記述問題対策も必要な科目でした。そこで、まずは
基礎力をつけることに集中しました。模擬試験などで問題と向き合った時「あの解き方だ」とすぐ目星をつけられることを目標にしました。
ひたすら基礎力が身につけると最終的には応用問題にも挑めるようになりました。ただ、苦手教科ばかり勉強すると、進歩の遅さからマイナス思考になりかねないので、得意教科と交互に勉強してモチベーションを上げることがオススメです。
模擬試験の活用法を教えてください
分からない問題は理解するまで何度もトライ
模試で直面した「分からない問題」は必ず見直しました。
先生や友達に質問して理解できるまで見直し、その後も繰り返し解き直して自分のものにしました。
理解しないまま放置すると、別の模試で同様の問題に出会うこともあります。そんな事態にならないために「モヤモヤは残さない」と心に決めていました。
合格を掴むための秘訣を教えてください
判定にとらわれず、自分を信じて走り切る
私は共通テストで点数を伸ばすことができず、長崎大学薬学部の合格可能性判定ではE判定でした。
それでも諦めたくはありません。
「共通テストより二次試験の配点が高いから逆転できる」と言い聞かせました。外国語も課されていて、苦手な数学を英語でフォローできることも自信を保てた理由です(配点の詳細はこちらから)。最後まで頑張り抜いた甲斐があり、合格できた時には涙がこぼれました。
受験生の皆さんにも「最後まで自分を信じて」と伝えたいです。
先生方の手厚いサポートがあり膨大な試験や課題も乗り越えられています

薬学部は普段から試験が多い上に、実験科目があり課題の量も膨大です。忙しい日々を乗り切ることができるのは友達や先輩の存在に加えて、先生方の手厚いサポートがあるからだと感じています。これまで授業以外でも試験勉強の前や難解な課題などで指導していただいたり、課題のリマインドをしてくださったりと様々な場面で先生方に助けられてきました。どんな時も助言を求められる近い距離感が心強いです。

高校生の皆さんは毎年7月に開催されるオープンキャンパスでその環境を実感することができます。薬学部は研究室見学を行なっており、教員や先輩たちの指導の元、薬学について知ることができます。興味がある方は、ぜひオープンキャンパスに来てくださいね。

薬学部のWebサイトへ