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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

福島県川内村にゲルマニウム半導体検出器を導入

2014年03月26日

  長崎大学と連携協定を結んでいる福島県川内村に、放射性物質を極めて精密に測定できるゲルマニウム半導体検出器が1台設置され、4月中旬から運用を開始する。
   これまで同村では各区集会所に簡易測定器を置き、食品の放射性物質検査を実施してきた。一方、長崎大学では、住民から依頼された食品等を長崎に送り、学内に設置されているゲルマニウム半導体検出器を用いて放射性セシウムの濃度を測定している。
   今回、同村に導入されるゲルマニウム半導体検出器は、長崎大学や川内村と連携して復興支援事業を行っている公益財団法人原子力安全研究協会が導入するもので、検出器がORTEC社のGMXシリーズと軽量型遮蔽体を使用している。川内村では、新しい検出器の導入に備え、村役場に建屋を新築。これにより、現在実施している食品検査に加えて、住民からの要望が多い土壌や水などを迅速に測定することが可能となる。川内村と長崎大学、原子力安全研究協会は連携して同村の復興に取り組んでいるが、その動きを加速させると期待されている。