2024年09月02日
8 月2 6 日、ベトナム国立衛生疫学研究所(NIHE: National Institute of Hygiene and Epidemiology)の Phan Trong Lan所長、Tran Nhu Duong副所長が永安学長を表敬訪問しました。
同研究所は、1926年にハノイ・パスツール研究所として設立され、ベトナムにおける疾病の予防制圧の中心的役割を担っています。
本学との交流は、1985年に熱帯医学研究所が、日本脳炎とデング熱の実験室内診断法や日本脳炎ワクチン国産化の技術的支援等を行ったことから始まり、平成12年度に「熱帯性感染症の新興・再興の要因とそれに基づく防除対策」という課題による日本学術振興会の拠点大学交流事業の採択、2001年6月の学術交流協定の締結を経て、平成17年度には文科省委託事業による新興・再興感染症研究拠点形成プログラムが始まり、同研究所内 に本学の海外研究拠点(ベトナムプロジェクト拠点 「NIHE−長崎大学フレンドシップラボ」)が開設されました。以降、熱帯医学研究所は、同研究所と活発な研究交流が行っており、2020年からは「ベトナムにおける長崎大学感染症研究プロジェクト」(ベトナム国内に流行する新興感染症の臨床疫学に関する共同研究プロジェクト)を推進しています。
Phan Trong Lan所長らは、今年度で第4期プログラムが終了を迎えることから、次期プログラムに向けた今後の共同研究プロジェクトの活動計画や長崎大学−NIHE の協力体制の更なる強化などについて打合せを行うため来学されたものです。
永安学長との懇談は,本学側から伊東昌子学生・国際担当理事、金子修熱帯医学研究所所長、森田公一感染症研究出島特区特区長、長谷部太ベトナム拠点長が出席し、今後の交流の更なる進展や永安学長のベトナム訪問などについて和やかに行われました。
永安学長が開発に携わった鮫肌鉗子が Phan Trong Lan所長らに贈られました |
NIHEから贈られた絵画を手に集合写真 |