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第15回長崎・シンガポール医学シンポジウムを開催

 2024年7月11日~12日、シンガポール国立大学(NUS)より11名の感染症、免疫系の研究者を招へいし、長崎大学医学部医歯薬学総合研究科及び長崎大学感染症研究出島特区ワクチン研究開発拠点主催の「第15回長崎・シンガポール医学シンポジウム」を開催し、国内外よりおよそ110名の研究者が参加しました。

集合写真

 本シンポジウムは、1984年に当時の長崎県副知事である三村長年氏を団長とした一行がシンガポールを訪問し、第1回が開催されたことに始まります。そして、この交流実績により、本学医学部とシンガポール国立大学(NUS)医学部は、1985年に学術交流協定を結び、現在の医学部間交流に至ります。
2006年からは、感染症分野に特化して、隔年で双方の大学においてシンポジウムを開催していましたが、2019年にNUS主催によるシンガポールでの開催以降、コロナ感染症拡大に伴い開催を中止しており、この度5年ぶりに開催しました。
 まず、永安学長、先方Nicholas GASCOIGNE教授、川上医歯薬学研究科長そして池松医学部長による開会の挨拶があり、その後、総数32名の研究者による口頭の研究発表が行われました。講演時間が足りない程の素晴らしい発表ばかりで、活発な質疑応答が行われ、感染症分野に関する相互の研究に改めて触れる機会となりました。

シンガポール国立大学Low先生による口頭発表

熱帯医学・グローバルヘルス研究科 北研究科長による質疑応答の様子

 また、30名の若手研究者によるポスターセッションも行われました。普段、臨床に関わりながら研究を行っている若手研究者にとっても最新の研究成果に触れることができ、いい刺激を得る機会となりました。

ポスターセッションの様子


ポスター内容について説明する様子


口頭発表の様子

 今後は、2年後の2026年に、シンガポールで第16回を開催する予定です。1984年に始まり、苦難も乗り越えて開催されてきた歴史ある本シンポジウムを今後も継続し開催できるように、これまで以上にシンガポール大学との研究者間の交流を深めて行く予定です。

日本シンガポール協会の皆様との集合写真