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  • 教育・研究

経済学部講義「国際関係概論」にて、SBI損害保険株式会社執行役員の中島伸一郎氏が登壇

 長崎大学経済学部では、新入生向けにグローバル人材の育成を目的とした「国際関係概論」を開講しています。グローバル社会で活躍するためには何が必要なのか、政府機関、民間企業、NGOなど、国際舞台の第一線で活躍する講師陣が参加し、全15回にわたり実施されます。
 7月12日(金)には、SBI損害保険株式会社執行役員の中島伸一郎氏が登壇し、「駐在をして感じた日韓ビジネスの違い」と題して講義を行いました。
 中島氏はまず、韓国の人々や社会を理解するためのキーワードとして、「ウリ」「パリパリ」「ケンチャナヨ」という3つの言葉を、4年間の韓国駐在でのエピソードも交えて紹介しました。この3つのキーワードに基づいて、韓国の企業や社会に融け込んで物事をうまく進めるためのヒントや、韓国の損害保険マーケットの特徴について論じました。講義を通して、人生を左右するのは人との出会いであること、そして良い出会いを得るためには努力が重要であることを強調して、受講生を激励しました。
 隣国でも考え方や文化は大きく異なること、考え方や文化の異なる社会に融け込むには異なる考え方を受け入れる柔軟さと情熱が重要であることを、具体的なエピソードとともに理解する貴重な機会となりました。

講義を行う中島伸一氏
講義を行う中島 伸一郎 氏


 以下は受講した各学生の感想です。
「先生のお話の中で、人との出会いが人生を豊かにするということが印象に残りました。若さは有限であるので、若いうちにたくさんの人と出会うことが大切であることを再度認識することがでました。これからの生活で様々な人と出会い、多様性を身に着け、価値観を広げて人生を豊かにできるようにしたいと思いました。」

「私が印象に残ったことは、韓国の文化や考え方についてです。日本の隣の国で、見た目も似ているが、韓国のビジネスや言葉と同様に、考え方などは大きく異なっています。自分の基準で考えることなく、韓国のことをより深く知ることで多くの人と関わり豊かな人生を送ることができると思いました。また、韓国の学生は若いうちから海外を意識しているところがとてもすごいと感じました。」

「今回の講義で印象に残ったことは、韓国語のウリ(私たち)・パリパリ(速く速く)・ケンチャナヨ(大丈夫)から分かる国民性の違いについてです。人同士の親密度や即行動に則った社会、あらゆる面においての大丈夫精神など、同じアジアの国でも大きな違いがあることに驚きました。また、これらの考え方が国のネット環境や保険マーケットにも影響を及ぼしていることが分かりました。」


講義後に質問する学生の様子


(本講義は、経済学部後援会による支援を受けて開講しています。)