2024年06月03日
5月23日(木)、長崎大学経済学部の山口 純哉 准教授が長崎県立長崎東高等学校からの招待を受け、WWL探求基調講演会にて講演を行いました。
WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)とは、世界で活躍できる人材を育成するため、高校の先進的なカリキュラムの研究開発をしながら、高校、大学、企業、国際機関等が協働し、高校生へ高度な学びを提供する仕組みの形成を目指す取り組みです。
今回の講演会は、WWLの取り組みの一環として行われ、国際社会の各分野で活躍する専門家を招き、高度で深い学びの機会を提供することを目的としています。
山口准教授は昨年も「経済分野」の専門家として長崎東高校に招待され、1、2年生を対象に基調講演を行いました。今回で3回目となる講演では、これから探求学習に取り組む1年生約280名を対象に講演を行いました。
長崎東高生徒との座談会後の記念撮影 |
参考:経済学部山口純哉准教授が長崎東高校で基調講演を実施(2023.6.20大学HP記事)
講演では、山口准教授の経済学との出会い、問題意識の変遷、探求テーマの設定において気をつけるべき「やるべきこと」、「やりたいこと」と「できること」とのバランスや地域社会の持続にかかる自然や社会の問題が紹介されました。講演中には簡単なワークも織り交ぜられ、生徒たちは楽しみながら学ぶことできました。また、「なに」や「なぜ」など問い続けることの重要性についても生徒たちに強調して伝えられました。講演後には、生徒代表が感想と謝辞を述べ、講演会は盛況のうちに終了しました。
基調講演の様子 |
講演後に謝辞を述べる長崎東高校生徒代表 |
さらに講演後には視聴覚室にて山口准教授との座談会が開催されました。
この座談会には、希望した生徒約30名が参加し、山口准教授との直接の対話を楽しみました。生徒たちは講演中に生じた疑問や自分の探究活動についてはもちろん、山口准教授が取り組んできた震災復興にかかる研究などについて、様々な質問を投げかけました。山口准教授は、それらの質問に答えるとともに、「多様な視点から社会の事象を観察して欲しい。そのためにも、これまでに身につけた常識に囚われることなく、多様な価値観に触れてください」と述べました。そして、講演後と同じく、生徒から借り物ではない自分の言葉で謝辞や抱負が述べられ、充実した座談会を終えました。
希望者との座談会の様子 |
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教員紹介:長崎大学経済学 山口 純哉 准教授 |
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